コロナ禍の列車
列車は80%位の混雑でしたが近所にゲイのカップルが座っていました。私はゲイの人に差別的な考えは持っていません。周囲の人が何か冷たい目で見ているようなので、そちらを向くと、このカップはマスクを外して大声で話していました。彼らは夢中で話し込んでいて、周囲は全く目に入ってないようでした。
列車のような密閉した中で、マスクもせずに大声で笑いながら話し合っているゲイのカップル。
二人とも中年で、小柄で小太り、どう見ても格好が良くて、見惚れるような雰囲気ではありません。
でも二人は注目されているのが嬉しいような素振りでした。もしかしたら、自分たちがマスクを外しているのを忘れていたのかも知れません。
そのうち暑くなったのか、持っていた帽子で扇ぎ始めました。最近のコロナウイルスは空気感染で感染力が強いと聞いていたので、私は慌てて隣の車両に移りました。マスクなしで話すだけでウイルスを撒き散らすのに、さらにそれを帽子で扇いで遠くまで飛ばす行為には驚きました。
恐らく、そのような意図は全くなくて、みんなが注目してくれていると勘違いして、自分たちの行為が非難されているとは思っていなかったのだと、思います。
シッチェスはゲイの多いので有名です。ゲイパレードは今や、カーニバルと同様にシッチェスのメインイベントとなっていて、世界中からゲイが集まって来ます。
私ももう17年ほどシッチェスに住んでいるので、男の二人連れを見るとゲイかゲイでないか、なんとなく雰囲気でわかってしまうようになりました。
今日は結構忙しく、写真も探す気力がありませんでした。
早くいつもペースに戻さなければと思うのですが。