スペインはリタイアメントライフに最高の場所 1

スペイン人はおおらか

ラグビーをしている奴は、私と同様に、大雑把でいい加減な奴が多いと感じています。スペイン人も大雑把でいい加減です。海外でリタイアメントライフを送るのであれば、スペインは最高の場所だと思います。よく言えば、多様性を認め、他の人の価値観にあまり干渉しません。

スペイン人の大雑把でいい加減な例をあげてみます。

1、警察のスピード違反の通知、

  スピード違反の罰金の通知を受け取りました。よくチェックしてみるとスピード違反を犯した日が7月25日でスピード違反の場所を見るとなんとマジョルカ島マジョルカ島なんか行っていないのに多分、私のと似たプレートナンバーで同じ様な車種の車があるのではと思い、どのように違うと言う事を証明したら良いのかいろいろ考えました。

 7月25日の夜9時半頃にマジョルカにいるはずが無いと言うアリバイがあればとクレジットカードの履歴を調べてみました。7月22日と26日にシッチェスのスーパーで買い物をしている記載がありましたが時間が特定できません。

 督促状の番号や、持ち主の名前、プレートナンバー等でコンピュータからデータを見たもらい、「マジョルカ島へは行っていない」と言ったら、「写真がある」「その写真を見せて欲しい」「どこに住んでいるのか」「バルセロナ」「バルセロナだったらこの警察署に行けば写真が見れる」などと会話をしているさなか、「ちょっと待って、番号が違っているかもしれない、数字は合っているがアルファベットは違うみたい」と言い出しました。

 「どうやら間違いみたいで、ここで修正できるかもしれないので、やってみるから、明日、修正されたかどうか確認の電話をしてくれ」とのことでした。後日電話をすると間違いが確認できたので、本当の持ち主の所へ督促状を送ったとの事でした。

 あまりにもあっけないので逆にビックリしました。スペインの人は入力して間違いが無いかチェックする事は無いみたいです。

 2、市役所の住民登録

 スペインに来てすぐ、レジデンスカードを申請するためにまず、住民登録をするのに市役所へ行き、部屋の賃貸契約書を見せ、住民票をもらいました。契約書の住所をそのまま入力するだけのことで間違い等起きるはずが無いと思い、家に帰って良く見ると、全く違う住所が書かれていて、翌日再発行してもらいに行きました。

3、銀行

 銀行で金を振り込んで、帰り際コンピュータから打ち出された紙を良く見ると振込者の名前が間違っています。作り直す様に言ったら、「これくらいの間違いはいいじゃないか」との返事でした。 コンピュータの入力データは一文字間違っても駄目だからといってやり直させました。

4、電話会社

 電話会社に固定電話の設置を申し込みに行ったら申込日の入力が10年先となっていて、申し込み順に工事をするので、1ヶ月以上待っても工事が来ませんでした。

 携帯電話のカタログに希望のサービスに印を付け申し込みに行ったら、送られて来た請求者にはとんでもない高い料金が書かれていました。クレームに証拠のカタログを持って行くと、申し込み用紙に間違って高い方の料金体系の所に印を入れて契約書を作ってしまったとの事でした。

 スペイン人は思い切りがよく、柔軟な考えが出来るのですが、集中力が足りません。ミスが起きたら訂正すれば良いと言う事であまり確認すると言う事は無いみたいです。

 スペイン人のおおらかさは移住者にとっては住みやすいものですが、注意が必要です。

 シッチェスは気候も良く、リゾート地ですので、英語も結構通じて、リタイアメントライフを送るのには最適の場所です。

シッチェス夕焼け 20201201
    シッチェスは夕日もきれいですよ