1ヶ月のトータルアクセスが1万を超えました。

 下の写真は11月のアクセス解析の数字です。
 月間のトータルアクセス回数が12,923です。初めて1ヶ月のトータルアクセス数が1万を超えました。
月間アクセス」2021-11-30
 去年の9月20日から投稿を開始しましたが、前月末(11月末まで)のユニークアクセスの合計が15,742、トータルアクセスの合計が78,437と言う事になります。
 11月30日はトータルアクセス数は3,220で今までの最高となりました。
 
月別解析 2021-12-01  J
  11月の月間アクセス数はトータルで初めて1万台を突破し、12,923となりました。
  11月30日のトータルアクセス数は3,220で今までの最高ですが、ランキングは前日の5位から下がって6位とのことです。
12月1日 5位から6位  2021-11-30
   私を追い抜いて上位に入ったブログの30日のカウンターの数字は17でした。
 

 

心臓弁膜症について

 
 心臓弁膜症は、同志社高校の時に一度診断されたことがあります。中学まで何もスポーツをしたことがなかった私は、練習についていくのがやっとでした。同志社高校京都市左京区の岩倉にあり、当時は周囲に民家はほとんどありませんでした。グランドの横の寮に入っていたのですが、練習が終わり、寮に戻る頃には全員での夕食は終わり、私の分の食事が残されているのを一人で食べる日が続きました。
 6月の終わり頃、寮の友人と話をしていると全員が私の呼吸の仕方がおかしいので、病院に行った方が良いと言い出しました。どの様におかしいのか聞いたのですが、うまく説明できる人はいなかったのですが、全員がおかしいと言います。
 
 病院に行き、検査をしてもらうと軽い心臓弁膜症で激しい運動はしない方が良いとのことでした。すぐ夏休みで岡山に帰りたかったので、診断書を提出し、夏休みは岡山に帰り、休養することにしました。9月になり、学校が再開し、京都に戻った私はラグビーをやめようと思い、キャプテンに辞めたいと申し出たのですが、その時のキャプテンはものすごい怖い顔をした鳥居さんで「一度ラグビー部に入ったらやめることはでけへんのや、舐めたら殺すぞ。練習がでけへんのやったらマネージャーをやれ」と言って脅されました。その時には「この人は本当に人を殺しそうや」と思い、マネージャーをすることにしました。
 
 でもラグビーがおもしろくなりかけていたので、このまま一生運動をできないのも嫌なので、1週間ほどして、プレーを再開することにしました。ラグビーを続けることができたのも鳥居さんのおかげです。秋の全国大会は準決勝ぐらいで敗退し、鳥居さんとは少しの付き合いでしたが、大学に入りまた一緒にプレーすることになり、鳥居さんは人を殺しそうな怖い顔をしていますが、本当は人の良い、優しい人だと知りました。
 
 卒業してから30年ほど経ち、ラグビーの後輩4人ほどで食事をしている時、そのうちの一人の呼吸がおかしいのに気づきました。明らかに他の二人と違う呼吸の仕方をしていました。他の二人と見比べると、二人は吸って、吐いてをそんなに間隔をおかずにしている様ですが、彼は大きく吐いて、他の人の2倍か3倍の間、吸い込むことがなく、また大きく吐いてしばらく吸い込むことがありません。
 
 自分の息の仕方を改めて見直すと、彼のように、吸い込む間隔が他の人よりだいぶ少ないことに気づきました。
 ラグビーは全力で走り、少し休み、また全力で走り、少し休み、の繰り返しです。高校でラグビーを始めるまでスポーツを何もしていなかった私は、この息の仕方のリズムが常態化したのだと思います。ラグビーをしていない時もこの様な息の仕方をしてしまう様です。
 
 睡眠時無呼吸症候群というのがあるそうですが、私の場合、覚醒時無呼吸症候群のように、しばらく呼吸しないで、大きく吐き出して、大きく息を吸い込むので、運動もしていないのに、息遣いが激しいのではと思いました。そのため、心臓弁膜症は誤診だったのではと思っていたのですが、診断に間違いはなかった様です。
 
 私が大学4年の頃の同志社高校、中央にある三角屋根がチャペルでその向こう側の3階4階建てほどの建物が校舎です。写真には写っていない左側にラグビーグランド、テニスコート、右側の方に野球のグランド、陸上競技のグランドがありました。当時はラグビー場などは大学と共有で、大学になってからもここで練習していました。
 
 
大学時代の高校
 

スペインでの情報収集。

Googleニュース、ヤフーニュースはスペインでは見られません。

 スペインに来たのは2004年12月20日です。その10年ほど前に父、その年の夏に母も永眠したので、急遽海外に移住することにしました。最初の候補地はラグビーをしたかったのでニュージーランドでした。でもルディが動物検疫で半年入国できないとのことで、スペインにしました。ビザを申請したら予想外に早く降りたので、あまり準備もなしにスペインに来てしまいました。

 最初はスペインのテレビでスペイン語を勉強しました。最初のうちは日本にいた時のよく見ていたGoogleニュースと朝日、毎日、日経と週刊誌をインターネットで見ていました。馬鹿な政権が続き、マスコミの劣化が激しいので、現在は東京新聞、日研ゲンダイ、時々週刊誌だけで、テレビはここ数年スイッチを入れていないので、パソコンでYouTuve, dailymotion, Netflix, Prime Video で映画やドラマを見ているだけです。スペインのニュースは日本語のスペインニュース・コムだけです。

 以前はGoogleニュースの日本語版を見ていたのですが、著作権などの問題で、スペインでは見ることができなくなりました。次にヤフーニュースを見ていたのですが、これもスペインでは見られなくなるそうです。

 その他には信頼できるジャーナリストや学者、作家などのTwitterFacebookを見ているだけです。TwitterFacebookは見るだけでしたが、ブログを始めたら、投稿すると自動的に配信されるようで、いろいろ勉強しながら投稿する様になりました。

 最近毎日見ているのがYouTuveの「一月万冊」です。権力に忖度した既存マスコミが取り上げる事のないニュースを毎日、キャスターの編集長(主催者)が朝日の元記者や東大教授と語り合うものですが、日本の現状がよくわかります。また、海外のメディアがコロナやウクライナの問題をどの様に取り上げたか最新の情報をもとに解説してくれています。

 日本の現状を正確に理解し、「自分で考え、判断し、行動して、責任を持つ」主体的思考で来たるべき参院選挙に投票する準備をしてください。

 最近、このYouTuveの「一月万冊」の登録数、いいねの回数、コメント数が大きく日本の今後に影響する様な話をされておられました。ぜひ皆様も一度「一月万冊」を見て、まず、チャンネル登録といいねを押して、何か一言コメントしてあげてくれると嬉しいです。

一月万冊
「一月万冊」はこちらをクリックすればご覧になれます。

カタルーニャ、シッチェス近郊の医療の対応

カタルーニャも医療逼迫している様です。

 シッチェスの公立病院は我が家から徒歩10分ぐらいの所にあります。病院と言うより少し大きな診療所という様な感じです。内科、小児科が中心で、歯科もありますが抜歯だけで他の治療はしません。外科もあるのかもしれませんが、多分応急処置だけで、大きな怪我は隣町のビラノバとの中間地点のサンカミルの車で10分ほどの山の麓にある大きな病院に運ばれます。

 3月29日火曜日にシッチェスの公立病院に予約を取りに行くと1週間後の火曜日の午後にとれました。病院からの帰り道、息切れがしてきたので、翌日、症状をスペイン語で作成し、それを見せて病院の受付で、もっと早く予約が取れないか聞いたら、翌日の31日の12時12分に予約を入れてもらいました。
 12時少し前に行ったら4人待っていました。私の前の人は多分80歳近い人で、付き添いの人に抱き抱えられるようにゆっくり歩いて診察室に入りました。この人の診察は1時間ほどかかり、私が診てもらったのは1時30分ぐらいで、私の後の人が3人ほど待っていました。

 私が書いたメモを読んだ先生はすぐ、心電図を撮りにいく様に手配して、私はすぐ心電図を撮りに下の階に行きました。私の主治医の先生のこの日の勤務時間は2時までみたいで、診察室に帰ると別の先生の名前になっていてもう誰もいませんでした。
 しばらく待っていると先生が出てきて、胸の辺りを診察し、心電図の結果を見せながら、パソコンでスペイン語を英語に翻訳した文書を見せてくれました。病名はわかりませんでしたが、救急車を呼んですぐサンカミルの病院に行った方が良い、と書いてあり、後からよく読むと狭心症の疑いがあると書いてありました。

 スペインニュース・コムの3月29日記事ではスペインの先々週の新規陽性確認数100,666名であったのに対し、先週は127,000人と27,000人の増加となった。しかしスペイン政府はマスクの着用義務の廃止などを行う様ですが、コロナ禍での医療逼迫は続いている様です。

 この時の病院の対応を見ると、私の主治医の先生も予約が一杯で、最初は私が元気そうだったので、順番通りに1週間後で予約を入れたものの、翌日、細かな病状のメモを見て、すぐ翌日に予約を変更してくれました。
 
 主治医の対応も、私の前の人に1時間間ほどかかったため、私のメモを読むとまず心電図をすぐ撮りに行かせ、その間に後続の患者を見て、2時までに診察を終わらせたのだと思います。
 
 サンカミルの病院の対応もすごいものでした。帰宅して渡された書類をよく見ると、私の担当は男性の医師でした。私に書類を持ってきた女性は多分看護婦さんだと思います。
 麻酔薬で何度か寝てしまったのですが、今回は医師らしい人の顔を見た記憶はありません。医師の治療への時間を確保するために、あらゆる無駄な時間を省いているのではと感じました。
 
 本当にスペインに感謝しています

我が家から見るシッチェスの全景 
 スペイン、シッチェスの素晴らしさを今後も伝えていきたいと思っています。

星名理論と岡理論 93  主体的思考による環境の最適化 10

ラグビーにおける主体的思考とは 2

  この様なタイトルを見ると、何か哲学的な話の様に見えますが、私には自分の意思をはっきりと持ち、それを実践するために全力を尽くすだけのことの様に思えます。

 前回の東京外語大のラグビーの続きですが、私は彼らにラグビーの技術的なことは何も教えられませんでした。星名先生の理論、岡先生の理論に基づいたプレーを色々教えたかったのですが、ラグビーの基礎プレーも満足にできる体を作っていなかった当時の選手たちに、わずか5日間ほどでは何も教える時間がありませんでした。

 教えたのは「ボールは全て前に蹴れ、全員前に向かって走れ、ボールを持っている相手に一番近い選手がとりあえず捕まえろ、後は皆んなで押し倒せ」ということだけでした。

 これも「教えた」というよりは「こう言って怒った」という方が正確です。私は同志社をはじめ、いくつかのチームに教えに行きましたが、大声で怒る様なことはしたことはありません。

 最初の試合では私には同レベルと思えるチームに大敗し、最終日にはその負けたチームに大勝している東工大の試合に「負けるのがわかっているので試合をしたくない」と言っている選手がいたので、初めて怒りました。

 力の差は歴然としていました。しかし全力で戦ってくれさえすれば、それで良いと思っていました。しかし、試合前の雰囲気はいつもと違っていました。もう涙ぐんでいる選手もいて、「思い切り前に走ります」という選手や「勝ちます」と言う選手まで出てきて、この時点で私はもう満足していました。

 ところが試合になると、本当に全員が前に向かって走り出しました。相手に強い選手がいて突破されかけるのですが、一人や二人タックルを外されても、次から次へタックルに来るので、その強い選手も前に出ることができませんでした。だんだん勢いの差が出てきて、試合は圧勝でした。

 もうラグビーの理論も技術も何もありませんでした。ただ全員がボールを持っている選手のところへ全力で走り込んでいるだけでした。1人目は外される。2人目が少し触り、相手のスピードが緩み、走るコースが決まる。3人目が捕まえる。4人目がそれに加わる。5人目が加わって押し倒す。

 この様な感じで、ポジションも関係なく、全員が前に向かってボールを持っている相手を捕まえに走っていくことに意識が徹底されている様でした。この様なディフェンスをされたら、私が相手チームでプレーしていても、突破することは難しいのではと感じたほどでした。

 ラグビーは本質的には地域を取り合うゲームです。ルールでパスは後ろにしかできません。ボールを持っている選手より前の位置にいる選手はプレーに参加できません。敵味方、30人の選手が入り乱れて走り回ります。普通はポジションごとにマークする選手が決まっており、それぞれの役割が決まっています。しかし、そのポジションを全員が無視し、15人全員がボールを持っている選手に向かって走ってきたら、どの様に走ったら良いのか私でも想像できません。

 これはラグビーの常識を無視し、「全員がボールに向かって全力で走る」と言うことだけに、意識が徹底し、主体的な思考に全員がなったことで初めて可能になったものだと思われます。

 ラグビーの素晴らしさを逆に教えてもらった様な気がしました。

 ラグビーをすることで自分の意思で環境の最適化を考えるきっかけを掴んでほしいと思っています。

大井さん ブログ Jpeg
 東京外語大の合宿の様子です。こちらからからご覧なれます。

コロナのワクチンの副反応ではなく心臓弁膜症

 ご心配をおかけしましたが、検査の結果、心臓弁膜症だと判明しました。

 コロナ禍で引きこもりの生活が続き、スペイン語も話す機会が全くなくなり、病状を正確に伝えるために、下記の日本語作成し、英語に翻訳、そしてそれをスペイン語に翻訳し直して、印刷して主治医の女医さんに読んでもらいながら診察してもらいました。

 15年以上前から、私はシッチェスに来てから毎日、朝にランニング(全力疾走、30メートル、10回)と、夜に筋肉トレーニング(40分)をして、ラグビーをしていた。 コロナが流行ったので、私はラグビーは辞めたが、ランニングとトレーニングは続けていた。

 12月3日に私は3回目のコロナワクチンの注射を受けた。私はそれまでは昼に犬の散歩は車でビーチへ行き、1キロほど歩いていた。

 12月中旬から私は昼に犬の散歩を家から4キロほど歩く様になり、めまい、息切れがする様になった。これは歩く距離が長くなったので体への負担が大きくなったためだと思っていた。朝のランニングと夜の筋肉トレーニングはいつもと同じ様に続けていたが、疲労感とめまいはあったが、息切れはなかった。

 3週間ほど前からランニング(全力疾走)30メートルを6回を走ると疲労感とめまいと少し息切れがしてきた。

 数日前から1回走ると息切れがしてきて、胸が痛くなるので、走るのをやめた。

 2日前から少し長い距離を歩くともう息切れがして、胸が痛くなる様になった。

 コロナワクチンの副反応(心筋炎、心膜炎)を心配している。

 診察してくれたのは私のことを長く診てくれている主治医の女医で、すぐ心電図を撮り、心電図を以前のものと比較、多分、心臓弁膜症を予測し、すぐ救急車で、設備のしっかりした、サンカミルの病院に救急搬送するように手配してくれました。

 最初に運び込まれた緊急の処置室(手術室?)に置かれ、「絶対に動くな」と言われ、血圧計と心電図と血液検査の注射針を取り付けられ、尿瓶を渡され、時々看護婦さんがチェックをしに来るだけで9時ごろ簡単な夜食が出ただけで、夜10時過ぎまで放置状態で、医者らしき人は来ませんでした。明日はバルセロナの病院に行くと伝えられただけです。

手術室
 煌々と光り輝く部屋で、こんな明るいところでは寝られないな、と思っていると10時半ごろになり、寝室に移されました。4日間、バルセロナの病院にカテーテルの検査に行く時に車椅子で部屋を出ただけで、ずっとベッドで寝ていたので、腰が痛くなり、歩くのが大変でした。
 
 4月4日月曜日の朝、朝食を終えてしばらくすると女医さんがやって来て、詳しい診察や治療の経過を書いた書類と次回の予約票を持って来て、もう帰って良いからとのことでした。多分、この時あった女性が今回私を担当してくれた先生だと思います。
 「詳しいことは書類に書いてあるのと、マリアさん(親しくしてもらっている日本滞在歴のある日系2世のアルゼンチン人と結婚した英語、スペイン語と少し日本語の話せる人)に話してある」とのことで、身の回りを片付けて、看護婦さんに挨拶をして、バスに乗って帰りました。はるみはタクシーで帰る様にと言っていたのですが、タクシーを待っているうちにシッチェス行きのバスが来たので、そのまま乗って帰りました。
  
 マリアさんの話では心臓弁膜症で弁膜の一つが破損し、その治療も既に済んでいるとの事でした。PCR検査もしてくれたみたいですが、陰性でコロナは関係ない様です。

 この合理的な手順には驚きました。
 私が医師の顔を見たのは帰る時が初めてです。バルセロナでのカテーテルの処置もベッドに横になるとすぐ麻酔の注射を打たれたみたいで、気づいたら全て終わっていて、何も覚えていません。
 多分コロナ禍で医療が逼迫し、忙しくてゆっくり顔を合わせて診ている時間がなかったのでしょう。

 心臓弁膜症を放置しておくと、心不全などで死亡するとのことですが、長いことラグビーをしていると身体中痛いところだらけで、痛みが警報にはなりません。痛い、めまい、頭痛、しんどいは辛抱しながら普通にやるべきことをやる、と言うのが当たり前だったので、コロナのワクチンの副反応のことを調べなければ、いつも通り辛抱しながら普通に生活していたと思います。

 コロナとスペインのおかげで、助かったのかも。
 本当にスペインに来て良かった、とまた、感謝しています。

スペインのマスコミは正常に機能しています。

 以前はスペインのニュースはインターネットでスペインの新聞をスペイン語の勉強のために読んでいました。最近はスペインニュース・コムの日本語版を読ませていただいています。
 時間がないのと、スペインの情報に精通した人が選んだ日本語ニュースの方が重要な記事も選別してくれているし、正確に理解できるからです。
 
 著作権に配慮し、スペインニュース・コムさんにメールを送り、記事の掲載の許可をもらいました。
 以前は抜粋、加筆していましたが、今回は記事のニュアンスをわかっていただきたいので、全文掲載させてもらいます。
 権力者に忖度し、批判的な記事を載せない日本と違い、スペインのマスコミは正常に機能しています。

 前回に「スペインでは3月28日から感染者であっても症者、無症状者についてはその隔離義務が廃止される」記事を書きましたが、それに反対する医療関係者の反論も載せています。

 2022年3月29日(火)
 Covid19: 屋内でのマスク着用義務の廃止について警鐘
 政府は4月6日に予定されている全国保健会議で、バルの店内など、屋内におけるマスク着用義務の廃止について協議する予定としているが、これについて医療界から時期尚早として警告の声が挙がっている。
 スペインでは感染拡大防止措置として取られて来た数々の規制が解除され、社会生活が新型コロナ危機以前の状態に戻されつつあるが、この規制緩和と共に感染拡大状況に明確な変化が見られ、しばらく続いていた減少傾向から増加傾向に転じている。
 先々週の新規陽性確認数が100.666名であったのに対し、先週は127.000人と27.000人の増加となった。
 地方別に見た場合、感染状況が最も悪化しているアラゴンカタルーニャカンタブリアなどでは大きな増加は見られないが、その他の全ての州で増加している。
 この増加に転じたタイミングでの「屋内におけるマスク着用義務の廃止」は、感染拡大第7波につながる可能性が極めて高いとして、今はまだその時期ではないと判断する専門家が多い。
 政府による「新型コロナの風邪扱い」と「それによる強引な平常化」は、4月のセマナ・サンタ休暇をはじめ、各種春祭り時期の到来に向け、経済活動を活発化させることが狙いと思われるが、ワクチン接種が最優先された高齢者などは、3度目の接種を受けてからすでに半年が経ちつつあり、彼等の間での感染も拡大しつつあるのが現状である。
 今、どのような政策を取るか次第で状況が急変する可能性が高く、それによって春、そして夏のバカンスシーズンがどう言った状況になるかが左右される、として医療界より警鐘が発せられている。
 
 スペインニュース・コムはこちらからご覧になれます。 
 
  今頃、コロナは空気感染するなどと言い出す、感染研とこの馬鹿げた話を報道しなかった日本のマスコミの劣化は信じられないほどひどいものです。
 
 政府の主張はそれはそれで報道し、それに反対する医療関係者の主張も報道し、それをスペイン国民が判断すれば良い事です。権力者の都合の良い報道だけすべきではありません。
 スペインのマスコミは正しく機能しています。

シッチェス夕焼け 20201201
 シッチェスは夕焼けも綺麗です。