ベテランの国際ラグビーフェスティバル

 2009年10月17日にバルセロナの先(シッチェスから2時間ほど)でベテランの国際ラグビーフェスティバルがあり行きました。

 シッチェスは大会運営のスタッフや女子チーム(エキジビションのタッチラグビー)には多くの人を送り込んだのですが肝心のベテランは選手が10人ほどしか集まらず、シッチェスとして試合が出来ず、人数が少ないチームの助人でゲームをすることになりました。

 15人制、15分ハーフ(決勝トーナメントは20分ハーフ)でヨーロッパからイングランド、フランス、オランダ、イタリアなど18チームが集まり、前日から泊り込みでその日は深夜までパーティだそうですが、シッチェスが助っ人で参加したチームは予選?で敗退、午前中(と言っても2時過ぎですが)で終わりになりました。


 施設はサッカー場ラグビー場に変身したもので天然芝のグランドが10面ほどあり、初めての大会で運営はスムーズではなかったのですが楽しい一日でした。

 ゲームが何処のグランドで行われるのかわかりにくく、またシッチェスとしてのゲームがなくなったと言うことが分かったのが遅かったのでシッチェスのゲームのためにスタミナを温存するつもりで他のチームの助人では最初のゲームの15分と最後のゲームの30分出ただけであまり楽しめませんでした。


 またこの日はシューズのアルミのスタッド(ポイント)が禁止でゴムかプラスチックと言うことでここ1年ほど履いていなかった新しいシューズにプラスチックのスタッドをつけて使ったのですが、グランドが芝で硬いと言うことと、アキレス腱保護のために厚手のソックスをはいたらシューズがきつくて最初のゲームは調子が良かったのですが、次のゲームが何時からか分からずシューズを履きっ放しでいたら、3時間後の試合はもう足がしびれていて全く走れませんでした。


 サッカーの国スペインでラグビーのこのような大会が行われるのが初めてのことで珍しいらしくTVE(日本のNHKのようなもの)が大会の取材に来ていて、試合終了後私にインタビューをするとのことでした。何故私なのか(もしかしたら最高齢、日本人だから?)分からないままインタビューを受けましたが最悪のミスキャストではないかと思います。


 私は黙っているのは得意で1日一言も話すと言われても別になんともないのですが、人前で自分が話すのは苦手で3分ほどで思考回路がパンクします。

 インタビューは英語でと言うことでこれも厄介ですが、インタビュアーがシッチェスのラグビー仲間なので適当に話をすれば、後は編集でスペイン語のサブタイトルか音声をかぶせるので、そのほうが恥をかかなくてすむのではと少し気が楽でした。


 夜のパーティまではまだ相当時間があるし、2部リーグに昇格したシッチェスAがスペインの強豪チーム、サンボイBとバルセロナのサンボイのホームグランドで夕方ゲームがあるのでそちらに行くことにしました。

 さすが強豪のホームグランド、観客席もあるラグビー専用スタジアムで全ての面でシッチェスとは違いました。しかしゲームは前半をリードして終わるほど頑張り、成長振りを見せてくれました。


 特に嬉しかったのは現在ジュニアチームにいる私がコーチをしていた時の若手が3人もAチームで出ていた活躍していることでした。土曜日と言うこともあり、ジュニアチームや父兄の応援団もいてどちらのホームグランドが分からないほど活発な応援でした。


 ラグビー三昧の楽しい一日でした