シッチェス発 犬連れの旅 モンブラン、タラゴナ

2007年1月4日にはダニエルさんファミリーに誘われ、シッチェスから車で南西の方向に1時間位行ったところにあるMont Blanc (モンブラン)という小さな街、そしてその後には30分位ドライブしてTarragona(タラゴナ)という街まで行ってきました。


 レンタカーを借りて行ったのですが、ダニエルさんの車に先導してもらったので行きの運転は非常に楽でした。ダニエルさんの奥さんのマリアさん、真弓ちゃん、光君にマリアさんのお姉さんの愛犬クッキーちゃん(スパニッシュ コッカー)と言うメンバーです。


 モンブランは1163年にアルフォンソ王によって築かれた街だそうで、城壁がそのまま残っており、城壁の中の古い建造物にはそのまま一般の人が生活しています。 小さな町で中世にタイムスリップしたような素晴らしいところだったのですが、狭い道もそのまま生活道路となっているので車が入ってきて、ルディをノーリードで歩かせるのには少し危ないと感じました。

 まだ犬連れの観光客が少ないのか、ルディと一緒に入れるレストランやオープンカフェはほとんどありませんでした。

 この時には家内が弁当を作って持って行ったので、何とか昼食にはありつけました。


 モンブランでは毎年4月に街の住民が全員昔の衣装を着て町中が中世にタイムスリップする祭りがあるのですが、2009年4月にマレイシア生まれのトイプードル、ベージャちゃんファミリーと一緒に訪れ、昔の雰囲気を楽しみました。


 この日はその後、ダニエルさんの案内で古代ローマの街、タラゴナへ向かいました。タラゴナはシッチェスから車で40分位海岸線を南に下ったところにあります。Renfe(中距離列車)でもお隣のVilanovaの町から急行に乗れば30~40分位で行けるそうですタラゴナ 円形劇場 スペインで初めて、紀元前3世紀にローマ人によって築かれた都市で、タラコと呼ばれ、当時行政、貿易、文化の中心としてローマ属州の州都として栄えていたそうです。

今でもローマ時代の遺跡が数多く残っていて、水道橋、円形劇場などのタラゴナの 遺跡群は2000年に世界遺産として登録されています。


 街の雰囲気は当然かもしれませんがローマのスペイン広場の辺りに似ている様な気がしました。

 スペインには車で少し走ると古い街並がそのまま残っている所が多く楽しめるのですが、犬連れで入れるレストランもまだ少なく、我が家はたいていの場合弁当を用意して行きます。

 カフェはテラスのある所や外に椅子がおいてある所は大体大丈夫ですので、昼食は広場等ベンチのある所で弁当を食べ、カフェでお茶やケーキをする場合が多いです。


 シッチェスへの帰りは高速道路までダニエルさんの車の後に続き、高速道路に乗った所で分かれました。この時はまだスペインでの運転は4回目と慣れていなくて、夜の高速道路は標識が見えにくいので走りにくい上、またマニュアルシフトに悩まされ、とうとう道に迷ってしまいました。


 この時点ではシッチェス周辺も車で走る事はほとんどなかったので、町中から少し離れるともう何処が何処かさっぱり分からず、大変な思いをして家にたどり着きました。


 それ以後夜はあまり運転しない様にしています。