私のアンチエイジングの歴史。

 私はスペインに来るまでアンチエイジングなど気にしたことはありませんでした。スペインに来てから何か若返っているような気になり、アンチエイジングに興味を持ち始めました。

私の生活の歴史そのものが、偶然ですが、アンチエイジングに適したものだったのではと考えました。

 私は同志社高校同志社大学ラグビーばかりしていて、卒業してからは土曜日と日曜日だけラグビーをするウイークエンドラガーとして40歳ぐらいまでラグビーを楽しんでいました。

 40歳の頃IT業界に転出し、あまりの忙しさにラグビーが全くできなくなりました。そして60歳少し前にスペインに来てまたラグビーを始めようとトレーニングを開始しましたが、20年間のブランクは想像以上に私の筋力を衰えさせており、ジョギングでさえ出来ずに、毎日歩くことから始めました。


 そして1年後にはラグビーを再開し、65歳くらいまではベテランチーム(35歳以上)で普通の15人制のラグビーを楽しみました。サッカーの国スペインではラグビーの競技人口が少なく、Bチームの強化のために、ベテランチームの若手をBチームのとられ、試合ができなくなり、また膝を痛めたので、65歳からはジムに行き、筋トレと水泳をして体の改造を行いました。

 そして70歳になるころ、タッチラグビーのチームができていることを知り、ラグビーのプレーを再開しました。75歳になる今年、またベテランチームが再開していることを知り、ベテランチームで普通の15人制のラグビーを再開しようと思っていたところ、コロナウイルスのおかげでラグビーそのものができなくなりました。

 75歳で35歳以上のチームで普通にプレーができたかどうかわかりませんが、私自身は年々体が若返っている気がしています。そして私の生活が偶然ですがアンチエイジングに関していろいろ言われている理論などに似通っているので、いろいろ書いてみます。

 まずアンチエイジングは長期的な視野、30年とか40年とかで行う方が良いと思います。 最近のレポートでは「若い頃の筋トレの効果は老後まで続く」と言うのがあります。私の場合、40歳ぐらいまではまだラグビーをやっていました。それから60歳頃からスペインでラグビーを始めようとしてトレーニングを開始しましたが、20年間何もしていなかった訳ではありません。時間的に余裕のある時期もあり、数ヶ月はまたラグビーをしたいので、夜走ったり、腕立てや腹筋をしたりして、また忙しくなり、数年何もしない日が続く、このようなことの繰り返しの20年間でした。

 でもこの数ヶ月の努力は無駄ではなかったと思います。この断続的な数ヶ月もあったので、スペインで本格的にトレーニングを開始して、ラグビーが楽しめる体を作るのが早かったものと思っています。

 大事なことは運動を継続するということで、2年や3年の中断は関係なく、また運動できる環境になれば、再開するということだと考えています。