スペインはリタイアメントライフに最高の場所 4

突然、完全に忘れていたフランス語が!

 私はスペインに来て3年目にカタラン(カタルニア語)の教室に通うようになりました。妻のはるみはスペイン語教室に通っていましたが、シッチェスではカタランの普及のために、スペイン語の教室は有料ですが、カタランは無料だったので、教室に行けば、いろいろな人と話す機会があると思い、受講しました。

 私は無口な性格なので、数ヶ月人と話さない、引きこもりのような生活をしていても苦になりません。ラグビーとか語学教室に行けば、会話の機会があるので、必要であれば普通に話します。でも自分から積極的に話すタイプではありません。

 私は大学時代はラグビーに夢中で学校の勉強はほとんどしていませんでしたが、卒業してからはマーケティングの勉強を続けました。そして英語の勉強も少しして、外資系のIT企業に転職してからはさらに英語の勉強もしたので、ある程度の英語は話せます。スペインに来ると決めてからスペイン語の勉強も少ししました。しかし、スペイン語も満足に話せないうちに、更にカタランまで勉強する羽目になりました。

 このマルチリンガルの環境が脳に刺激を与えたのか、突然、大学の時の第2外国語のフランス語の単語が突然、頭に浮かぶようになってきました。それまではフランス語は完全に忘れていました。
 それ以後、頭に浮かんだ単語がスペイン語なのか、カタランなのか、フランス語なのか分からないようになってきました。
 書いてある文章を見る分には区別ができるのですが、頭に浮かんだ単語は何語か分からない時があり、話をしてから、この単語はフランス語だったとわかった時があります。

 ラグビーをして、フランスへ年四回ほど旅行していた数年前までは記憶力もそんなに衰えていないと思っていました。ところがラグビーをしなくなり、コロナ禍で旅行も外出もすることがなく、引きこもり状態が1年以上続くと、人との接触もなくなり、フランス語もカタランも、スペイン語さえすぐに出てこなくなりました。早く以前の環境に戻って欲しいものです。

 英語やスペイン語を思い出すために、ラグビー関係の過去の記事をGoogleの翻訳で英語版とスペイン語版として作り直しました。ある程度記事ができると、シッチェスのラグビーの友人にも読んでもらおうと思っています。

 シッチェスはマルチリンガルの環境が整っていて、リタイアメントライフには最高の場所です。
 我が家から見るシッチェスの全景