スペインでもオミクロン株は猛威を奮っています。

 スペイン政府は頑張っています。

 オミクロン株を主流とした感染拡大第6波による死亡者数は 9,100名近くに至っており、すでに第4波、第5波の死亡者数を上回っている、とのことです。

 しかし、先週からマスクの屋外での着用は必要ではなくなり、スポーツイベントなどの観客制限も緩和され、いろいろな制約はあるものの、日常生活は普通に戻りつつあります。

 これもスペイン政府のしっかりとした対応によるものと思われます。と言っても、そんなにすごい事をしているわけではありません。ちゃんとPCR検査を実施、ワクチンを摂取できる体制をとっているだけのことです。情報開示もすごいと言うわけではありませんが、日本のようにデータを改竄しているわけではないので、信用できます。

 インターネットでしか日本の情報を得ることはできませんが、悲惨な状況の様です。検査も実施していないので感染者数も把握できず、3回目ワクチンの注射もほんの一部しかしていないし、医療崩壊しているのに、それさえ報道されていないみたいです。権力者の周辺の利権に忖度するシステムが日本を破壊している様に見えます。

 スペインでは、冬場の旅のオフ・シーズンに合わせる形で社会保険庁の激安ツアーが実施されていました。これは年金生活を送っている高齢者が通常の値段よりも経済的に旅行を楽しめるよう行なわれている公共サービスで、昨年12月に今シーズンの販売が開始となった様です。

 例年、販売開始になるのを待ちわびている高齢者がその申し込みに殺到するのが普通で、販売開始後48時間でほぼ売り切れになるものでしたが、未だオミクロン株を中心とした第6波の最中にある今シーズンは、販売開始から1カ月たった今でもその25~50%程度の空きがあり、申込受付が続いているとのこと。

 感染拡大が続いていることから、一度申込みをしたものの、その後キャンセルする人が多く、予約は73%まで達したが、その後のキャンセルがすでに5%に達しているとのことです。

 我が家はいつもキャンペーンの終わりの月、3月にポルトガル国境の街に1週間から10日滞在していました。まだこの状況の中では旅行をする気にはなっていません。

 以前、ポルトガル国境に行った時の帰り、アルハンブラ宮殿に寄りました。その時の写真です。

アルハンブラ3

アルハンブラ1アルハンブラ2もう一度行きたいと思っています。