カデテス(中高生)のコーチを頼まれる

 2006年8月ドイツバーのオーナー、ジャーマンから電話をもらい話があるので店に来てくれとの事でした。ジャーマンはシッチェスラグビークラブのマネージャーのような立場にあるようです。

 

 彼の店に行くとシャンティを紹介されました。彼は9月からカデテス(15歳−17歳の選手)のヘッドコーチになったそうで、6月1日の練習で私がタッチラグビーで相手をかわして2トライしたのを見て、ビックリしたそうです。

 てっきり若手の新人だと思っていたらベテランで60歳と言うのを聞いて、Aチームのメンバーも入っていた練習で、60歳で2トライをした、あのようなプレイが出来るのは相当高い技術を持っているのではないかと思ったとの事です。

 他に数人コーチがいるので一緒にやってほしいとの事でした。

 

 こちらでラグビーを教えるのも夢の一つだったのが、急にそれが叶うことになりました。でも少し不安もあります。

 試合とかタッチラグビーで走りながらのパスは集中しているのでほぼ完璧に出来るのですが、練習前などの立ち止まってのパスはまだ回転してまともにできません。最近は毎日のように走ってはいるのですが、ただ走っているだけでボールに触っていないので、まだゴムでデインプル(滑り止めの丸いブツブツ)のあるボールの感触がわかっていません。


 前年の12月、20年ぶりにラグビーボールに触ってからこの半年間に練習や試合で6回ボールに触っただけで私の指には昔の皮のボールの感覚がまだ残っています。

 でも週3回、練習があると言うので、そのうち慣れるだろうと思い引き受ける事にしました。


 初めて練習に参加した時、パスのボールが回転し未経験者と思われ、パスを教えてもらったのですが、それから約半年でコーチとして教える側に回るみたいですが、6月1日の私のプレイを見ていないベテランはびっくりすることと思います。