ラグビーのカタルーニャ ベテランリーグ始まる

 2008年1月26日からラグビーのベテランリーグが始まりました。5月までに8試合ほどが予定されているみたいです。ラグビー人口の少ないスペインではベテランと言っても35歳以上からで60歳以上も含まれるようで、全て選手登録をしてライセンスを発行し、特別のルールがあるようです。

 

 35-45歳は白いパンツ、45-59歳は黒かブルー、60歳以上の人は赤いパンツで、赤いパンツの人にはタックルをしない、1チームに二人まで45-59歳の人で赤いパンツをはくことが出来るなどです。

スクラムは押さない。キックはタッチキックしかしない。ドリブルはしない。赤いパンツの人はタックルされないが、持って走るのは5メートルまで。その他のパンツの人が持って走るのは20メートルまで等です。

 この様なルールの基本は日本で作られ、世界的に広まったものです。歳を取ってもラグビーをしたいと言う人のために、いろいろ考えられています。

特に赤いパンツの人にはタックルをしては行けないと言う事は歳を取った人がいるチームと試合をする時にはもう常識となっている事でした。


 キャプテンのカールは以前一度、このルールの事を説明し、白いパンツはどんな激しいタックルをされてもかまわないと言う意思表示なので、私に赤いパンツをはいたらどうかと聞いたときがありますが、私は断りました。

 私はボールを持っている時にタックルされた経験はあまりないし、そのようなルールで守られプレーするのは面白くなかったからです。

 またカールは私に肩のプロテクターをしたらどうかと勧めてくれました。最近はアメリカンフットボールの様な、でもそんなに固くない、クッションになる様なプロテクターを着ける事が許されているようです。これも返って動きづらいので、断ったし、マウスピースもしていません。

 こんなもの私が学生時代にはなかったからです。


 26日の試合のシッチェスチームは全員白のパンツでした。

 カールが試合前、私に「ユージ、これをはきたいんだろう」と言って白いパンツをプレゼントしてくれました。シッチェスのベテランチームの正式なユニホームのパンツはブルーだったので、私は白いパンツを持っていないと思っていたようです。私は東京のラグビーのクラブのパンツが白だったので持っていたのですが、カールの気持ちが嬉しかったので、それを隠して白いパンツをもらいました。

 カールもだんだん私の事が分かって来てくれていたみたいです。


 相手チームには二人赤いパンツの人がいましたが、多分私が最年長だと言うことです。

試合はシッチェスが7トライで勝ち、私は前半の終わりからウイングのポジションで出て、1トライをしました。

 親善試合ではもうトライはした事はあるのですが、公式な試合としては初めてのトライとなりました。


 試合が終わるとノーサイドで敵も味方も関係なく、バーベキューとビールで楽しくやりました。

当然私はビールでなく清涼飲料でしたが。


 カールに感謝!  心遣いありがとう サンキュー カール