シッチェスラグビークラブ シッチェス市より表彰される

シッチェスラグビークラブ シッチェス市より表彰される


 2009年7月24日にはシッチェス市主催のスポーツでがんばった人やチームに対する表彰式があり、シッチェスラグビークラブからはベテラン、Kadetes(17歳まで)、Juvenir(19歳まで)、女子チームが表彰され、私も表彰式の壇上に上がり楯をもらいました。

一番手前の透明な楯がもらったものです。


 キャプテンのカールが夏の間奥さんのユリアの実家のリトアニアに帰っていないのでウンベルトが市長から楯をもらいに行きましたが、ウンベルトはこの時、東京で私が属していたラグビークラブのエーコンのシャツを着てきていました。皆にこのシャツは日本に行った時、東京のラグビーチームの人と食事をした時にもらったものだと自慢していました。初めての日本への旅行でスペインから来たラグビーの選手のために、私の友人達が歓迎の食事会を開いてくれたのがよほど嬉しかったみたいです。


 スペインではスポーツが経済の重要な位置を閉めています。スペインサッカーリーグのデータによると、サッカーが市場にもたらす経済効果は 40 億ユーロを超え、間接的な経済効果を足すと経済効果は 80 億 6600 万ユーロに達し、スペイン の国民総生産の1.75%を占め、サービス業界全体の 2.5%の規模になるとのことです。


 そのため各自自体レベルでもスポーツの振興には力を入れ、いろいろ援助を行っています。

シッチェスの様な小さな街でも少しでも有望なスポーツが出てくるといろいろ援助を行います。

7月24日には映画館の横にある広場でシッチェス市主催の表彰式があり、スポーツ関係者が数百人集まりました。前年度成績の良かったチームや頑張ったチームが表彰され、楯などが授与されました。


 ここ数年シッチェスラグビークラブの成長は著しく、今では注目されているスポーツの一つになっています。シッチェス市から芝生のグランドをプレゼントされ、昔砂地だったグランドは緑の芝が一面に敷かれて更に山側に練習用のグランドも作ってもらいました。

近所を夕方通るたびに、駐車場には結構車が止まっており、ナイターの照明がついている場合が多いので、練習もほぼ毎日やっているのだと思います。


 最近は若い中高生の様な女性も沢山入って来ており、チームが出来いているとの事です。私が教えていた時のカデテスの選手達はもう今ではシニアのチームでプレーしており、時折街で声をかけられても一瞬誰かと思うほど大きくなっています。


 でも残念なのはベテランチームのゲームがなかなか出来なくなった事です。Aチームが一つ上のリーグにあがり、BチームがそれまでAチームがいたリーグに参加したため、なかなかベテランチームとしてゲームをする機会がないようです。

子供がラグビーをやり始め、それに付き添っていた父兄達がラグビーをやりだし、今ではチーム名をスパルタンと言う名称にし、ユニホームまで作って、主にタッチラグビーを中心に活動はどんどん活発化しているようです。


 歳を取ってから初めてラグビーをやり始めると、もう夢中になって、病み付きになるそうです。

そのうちスパルタンの人たちでタッチラグビーだけでは満足しなくて、タックルの入った本格的なラグビーをしたいと言う人が出てくると思います。その人たちが多くなってくるとまたベテランチームのゲームも増えてくると思うので、それまでに膝を治して、満足のいくプレーが出来る体にしておこうと思っています。