パリッシュ教会の前の竜舌蘭と岡仁詩先生

 2007年5月は私にとって忘れられない年になってしまいました。

 シッチェスの街中にはサボテンのようなリュウゼツラン(竜舌蘭)があちらこちらに植えてあります。リュウゼツランは30年から50年に一度花を咲かせて、花を咲かせると枯れて死んでしまうそうです。なかなか咲かないのでセンチュリーフラワー(100年に一度咲く)と言われているそうです。日本ではリュウゼツランが咲くと新聞やテレビにも載るみたいです。

 2007年5月11日、そのリュウゼツランがルディのいつも行くパリッシュ教会の前の広場前の庭に花を咲かせました。花の茎が急に伸び始め、一日に数十センチ伸びるときもあり、もう3メートル以上高くなっています。


 リュウゼツランは庭の高いところ植えてあるのですが、教会の広場が下の庭より4-5メートル高いところにあり、今丁度目の高さの位置で花を見ることが出来ます。

 

竜舌蘭の花の部分



 竜舌蘭の花の部分をこのように近くで見られるのは、非常に珍しいとのことです。このようなときに出くわすのは何か良いことがあるのではと思ったのですが。


 逆に恩師である同志社大学の名誉教授でラグビー部の監督をされていた岡仁詩先生の急死の訃報を受け取りました。享年は77歳でした。

  それ以後、竜舌蘭を見るたびに岡先生のことが思い出されます。