キャプテンのカール

 私が色々お世話になった方々を紹介したいと思います。 アミーゴというには、申し訳ない先輩方もいますが。 

 スペインで初めて訪問したアミーゴの家は2006年4月にキャプテンのカールの家です。

        真ん中の赤いシャツがカールです。

カールのカレー 

 イギリス人で以前は警察官だったカールは、当時まだ独身で我が家から10分ほど離れた所に住んでいてIT関連の仕事をしていたため忙しく、なかなかグランドには来れなかったようです。


 ベテランチームと言ってもベテランだけのチームが存在する訳ではなく、まだクラブメンバーも少なかったので、Bチームの歳を取った選手やまだ未経験の人を中心に練習や試合をするグループのことだったようです。


 カールももっと若い頃は勿論Aチームだやっていたようですが、当時ははBチームのメンバーでもあり、Bチームが試合をする時には一緒にプレーしてます。ABチームは常に一緒に練習をしていて、カールが練習に参加できる時だけ、私達に声がかかり、ABチームとは別にカールの指揮のもと、同じグランドで時間を少しずらして別メニューの練習を行います。

 カールは私の見た所、ラグビーはあまりうまくありませんが、体を張ったプレーと面倒見が良いので、ベテランチームのキャプテンとしては最適のようです。


 カールのモットーはコミュニケーションと怪我をしない事のようで、毎練習後、ベテランチームはジャーマンのドイツバーに行き、ビールを飲んでいます。またベテランだけの食事会もたびたび開催しています。私ども夫婦は同じベテランチームの仲間とカールの家に呼ばれ、カレーをご馳走になりました。


 カールは選手が怪我をする事を最も嫌っており、そのため練習や試合の開始前のストレッチングが異常に長く、これは前キャプテンがあまりストレッチングをしないですぐゲームや練習をしたため、けが人が続出したので自分はどんな事があってもストレッチングには長い時間を取るとの事でした。


 また試合前に私には「相手が走って来たら好きに走らせろ、俺たちがカバーするから」と言ってくれます

 一度練習で若手の相手をした時、私がタックルで激しくぶつかったら練習が終わった後、「名声のために命をかける事はない」と言われました。


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