星名理論と岡理論 17 ラグビーは自由と変化が基本 1


ラグビーは変化が基本
 私は後ろに向かって走ってからトライをしたり、ボールを持って歩いて、トライを導いたりしたことがあります。タックルを避けるために自分から寝転がったことはありませんが、タックルをしようとした相手に地面に伏せられてタックルを外されたことがあります。

 後ろに向かって走ったのは高校2年生の時、京都の吉祥院グランドでのゲームで、右ウイングをしていて、味方陣22メートルライン辺りのラインアウトから敵のスタンドオフがキックしたボールをゴールポスト前5メートル位で受けました。
 前を見ると相手が3人いて、私一人だったので、このまま前に走るとタックルをされボールを奪われるとトライされると思い、キャリーバックにしようと思い味方のインゴールに逃げ込みました。

 タッチダウンしようと思ってふと見ると相手が1人しか追いかけて来ていなかったので、キャリーバックにするよりタッチキックにした方が良いと思ったのですがこの位置でタッチに蹴りだす自信が無かったので、いつでもタッチダウンできるように、そのまま真横にゴールラインと平行にインゴールの中をタッチ際まで走りました。
 敵も味方も私がタッチに蹴りだすと思っていたので誰も動いていませんでした。そこでキックしようとすると追いかけて来ていた相手が1人だけで、前が空いていたので今度はもっと前に出てキックしようと思い、インゴールから相手陣に向かって走ったら、追いかけて来たのが一人だったので、そのまま相手のゴールまで走りトライしました。