星名理論と岡理論18 ラグビーは自由と変化が基本 2

戦況は刻々と変化、最適のプレーもそれに応じて変わる。

ラグビーは自由で変化が基本1の続きです。


ラグビーは変化が基本
 私は1連のプレーで4個の選択をしました。最初はで相手が3人私に向かってきたので真後ろに走りキャリーバックにすることを選びました。これはこの時点では最適の判断だと思います。インゴールでタッチダウンをしてキャリーバックにすれば5メートル離れた所で相手ボールのスクラムになります。

 インゴールに走りこもうをする私を見た二人が走るのをやめました。それに気づいた私はタッチライン近くから外に蹴り出せば25メートルライン付近のタッチラインを超えた地点で相手ボールのラインアウトになるので、タッチラインの近い所まで走りタッチキックをするの選択に変え、いつでもボールをタッチダウンができるようにゴールラインと平行にインゴールをタッチラインに向けて走りました。これもこの時点では最適の判断だと思います

 追いかけてきた一人の選手も、私が蹴り出す選択をしたと思い、スピードを落としました。 相手選手がスピードを落としたことにより、私の前は誰もいなくなり、私はインゴールで蹴るより、、もっと前に出て蹴る方が良いと判断し、今度はタッチラインと平行に前へ走りことにしました。これもこの時点では最適の判断だと思います。

 敵味方ほとんどの選手が私が蹴り出すだろうと思い、動いていなかったので、前がぽっかりて空いていて、これならトライができると思い、蹴るのをやめてトライをするためにそのまままっすぐ走り、それを見た相手の選手が走り始めましたが、間に合わず、トライをすることが出来ました。

 これは①から④と戦況が変化し、それぞれの場面で私が最適のプレーの選択を繰り返した結果で、①の段階でトライを狙ったら、相手の一人にタックルされて、一人がそのボールを拾い、もう一人にパスすることでトライをされていたことになったと思います。

  この様に30人の選手が入り乱れるラグビーは数秒後には戦況は大きく変化します。その変化に柔軟に即座に対応することが必要です。
 そして制限が少ないので、プレーのオプションは無数にあります。