スペインはリタイアメントライフに最高の場所 3

 だいぶ前のことですが、インターネットのニュースを見ていたら「バイリンガル認知症の発症が平均4年半遅くなる」と言う記事を見つけました。インドでの調査を基にしたものらしいのですが、シッチェスにいると同じ様な事を感じます。

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 シッチェスはカタラン(カタルニア語)の本場です。でもフランコ将軍の独裁政治の時にはカタランを禁止された時期があったので、ほとんどの人は最低2カ国語、カタランとカスティヤーノ(いわゆるスペイン語)を話します。たぶん半分以上の人は3ヵ国語を話すと思います。シッチェスはリゾート地ですのであらゆる国から観光客が来ます。そのため英語が必要となる機会も多いので英語の勉強は皆しています。

 また独裁政治の時代、フランスに逃げていた人たちもいてフランス語を話す人も多いです。普通のおじいちゃんがフランス語を話したり、散髪屋のおあばさんが4カ国語を話したり、スーパーで買い物をするとレジでいきなり「メルシー」と言われたり、ビックリする事が多いです。

 シッチェスのお年寄りは非常に元気です。ジムも毎日お年寄りが沢山来ています。エアロビクス等にお年寄りが多いと言うのは何となく理解できるのですが、筋トレマシンを使うお年寄りもたくさんにます。

 小さい時からマルチリンガルで色々な言葉を話し、そして年をとっても身体を鍛えているシッチェスのお年寄りは認知症にはならないのではと思ってしまいます。

 私は60歳近くから全く知らなかったスペイン語を勉強し始め、なんとか生活に困らない程度には分かる様になって来ているので、脳が退化している様な事はないと思います。

日曜日18日のシッチェス
  シッチェスにはヨットスクールもあります。