星名理論と岡理論 59 受動的思考から主体的思考へ 1

 このブログを始めて、星名先生と岡先生のラグビー理論を書いているうちに色々気づいたことがあります。

 自分の生き方や考え方にまで星名先生と岡先生に大きく影響されていたことです。

 今までは自分の人生を振り返ることもなかったのですが、このブログで色々過去の出来事を書いている内に結果的には人生を振り返ることとなり、お二人に大きく影響されていることを思い知りました。

 ラグビーというスポーツの本質的な素晴らしさと、同志社の「倜儻不羈(てきとうふき)」という優れた教育理念を持った学校で、星名先生と岡先生にラグビーの考え方を教えていただいた結果、生き方まで影響を受けた様に感じています。

  同志社ラグビー、星名先生、岡先生 このどれか一つでも欠けていたら、私の人生はつまらないものだった様に思います。

  岡先生講演録 「教わり、教え、教えられ」の一節です。こちらからご覧になれます。

形のないのが同志社の形 
 倜儻不羈(てきとうふき)」という言葉は岡先生の「教わり教え教えられ」を読んで始めた知った言葉です。同志社の学生に求められていたのは、「信念と独立心に富み、才気があって、常軌では律しがたい」ものだった様ですが、私にあったものは、最後の「常軌では律しがたい」だけだった様です。

 私は感情の赴くままに直感的に行動していたと感じていました。ラグビーの試合中だけでなく、ビジネスの世界でも、慣習や前例など一般常識を無視して、普通の人では思いもつかないようなことばかりしていました。

 ラグビーのような、自由と変化が基本のスポーツで、戦況が瞬時に大きく変わるのに対応するのに、私は直感的に突飛なプレーをしていましが、それが星名先生と岡先生の指導を受けたことにより、受動的な対応から主体的な対応に変わったことで、論理的な戦略的な発想になった様に感じています。

 具体的には「アタックの時、ディフェンスがこの様に出てくれば、この様に対応しよう」と言う、受動的な思考から、「私がアタックでこの様に出ていくことで、ディフェンスが、私の出方に対応するため、私の意図通り動かなければならない様にする」と言った主体的な考え方に変わりました。
 そして、その様なプレイを試合時間の80分間の中で、どの様な順序で組み立てていくか、戦略的な発想ができる様になりました。

 星名理論と岡理論を「受動的思考から主体的思考」をテーマに書いてみようと思います。