星名理論と岡理論 77 岡先生のコーチング理論

 大学を卒業して社会人の強豪チームでラグビーをしなかった私に岡先生は「夏合宿だけはコーチに来る様に」と言われました。東京に出た私は約20年ほどは毎夏、2週間ほどの夏休みをとり、同志社大学の夏合宿に参加し、大学選手権で同志社が上京したときは、宿舎のホテルに同宿しました。

 東京では港区に住んでいたので、岡先生が上京した折は、私の家に泊まられることが多くありました。独身時代が長かったので、気楽なのと、港区で秩父宮ラグビー場には近かったので便利だったのと、私とラグビーの話をするのが面白かったのかもしれません。
 「私が岡先生のラグビーに対する考え方を一番わかっている」と当時は自負していました。

  岡先生のラグビーに対する考え方は講演録の「教わり、教え、教えられ」を読んで貰えば、わかると思います。青色の部分をクリックすればみられます。
 岡先生がこの講演録の中で、私のことについて話されているのを知ったのは、岡先生が永眠されてしばらくしてからでした。
 多分時期的には岡先生の最後の講演ではと思われる中で、星名先生のことについて話されているのは当然ですが、私のことについても話されているのは、驚きでした。

 マーケティングの仕事を選ぼうとした時、「お前は今の同志社で星名理論を実践できているただ一人選手ではないか。そのお前がラグビーを止めることを星名先生が後押ししてくれようとしている。その星名先生の気持ちを考えると、お前は星名先生の後押しは断り、ラグビーを続けて、星名理論を啓蒙をするべき役割があるのではないのか」と言ってくれた先輩の言葉を思い出しました。

 コロナ禍で生活が一変しました。シッチェスの我が家の隣の棟でお年寄りがコロナに感染し、救急車で運ばれて行きました。死者も出ている様です。引きこもりの生活が続きました。
 私自身は引きこもりは苦にならないのですが、毎日家にいてパソコンを触っているのであれば、星名先生と岡先生の理論を誰でもが、いつでも読めるように、ブログに残しておくことを思いつきました。

 色々な角度から、星名先生と岡先生のラグビー理論を書いてみようかと思っています。

「教わり、教え、教えられ」より抜粋
自分で考え、責任を持つ
岡理論、1基本とは何か