ラグビーをする連中の性格 3

 ラグビーをする輩は私と同様で大雑把でいい加減な性格が多い様です。
 でもみんな気持ちの良い奴らばかりです。スペインに来てラグビーを始めて、日本人だからと差別されたことはありません。特にスペイン人は日本人に好意的です。

 スペイン人のウンベルトのファミリーにも色々助けてもらいました。私が60歳になってからシッチェス・ラグビー・ クラブでラグビーを再開するようになると、それまで最年長だったウンベルトは一気に若手となり、大喜びで私の面倒を見てくれました。

 ウンベルトファミリーが夏休みに3週間ほど日本へ旅行することになり、私がアレンジすることになりました。行きたいところ東京、箱根、日光、京都、白川郷の古民家、金沢、沖縄などへの、新幹線、飛行機、宿泊場所など全て予約を取りました。彼らからはスペイン出発の日時と帰国の日時だけを聞き、後は全て私の方でスケジュールを決めました。

 京都では大文字焼きの日に合わせ、東京では隅田川の花火を見れるように、白川郷では古民家に泊まれるように、沖縄では離島で海亀に会えるように、ホテル、旅館、色々組み合わせてプランを立てました。

 京都の大文字焼きの日は難しかったのですが、ラグビーの後輩が祇園で大きな旅館を経営しているのでお願いし、白川郷の古民家には私がスペインから電話して予約し、後は東京の品川プリンスホテルや新幹線、飛行機などは旅行会社の友人に一括して抑えてもらい、費用はスペインからウンベルトが一括して旅行会社に振り込み、飛行機のチケットなどは品川プリンスに届けてもらう様にしました。

 特に東京では彼らのために、ラグビーエーコンクラブのメンバーが歓迎会を開いてくれ、ラグビーのジャージのプレゼントやショッピングの手伝いまでしてくれたので、本当に大喜びでした。
 ウンベルトファミリーは毎夏、アフリカやいろいろな国にアドベンチャーツアーの様な旅行をしていたが、今までで一番素晴らしい旅行だったと、本当に大喜びでした。
 
 遠く離れた日本に初めて行くのに、こんな暖かい歓迎を受けるなど、考えたこともなかったとのことです。
 私はラグビーの仲間にいつもしてもらっていることをしただけのことですが。
 やはりラグビーは素晴らしいと思っています。
ウンベルトファミリー
 ウンベルトファミリーとの旅行の打ち合わせの食事会です。
 こちらからご覧になれます。