ラグビーをする連中の性格 6 スペイン人でラグビーをする奴は最高

 スペイン人もラグビーをする輩や私と同様に大雑把でいい加減です。スペイン人でラグビーをしている連中は本当に付き合いやすいです。

 ラグビーをしている連中にも各国の国民性の様なものが見て取れます。ラグビーをするイギリス人は生真面目で融通の効かないところがあります。フランス人は自己中心的なところがあります。スペイン人は大雑把でいい加減なところがさらに強調されている様です。

 ベテランチームのキャプテンのイギリス人のカールは選手の怪我を恐れ、ひつこいぐらいの準備体操にこだわり、私には「タックルをするな、名誉のために命をかける事はない」と言ってくれます。バイスキャプテンのフランス人のフィリップは私のプレーをある程度信頼しているのか「自分の好きにすれば良い」と言った態度です。

 スペイン人のウンベルトは「無理をするな、お前の後には俺がいる」と言ってくれて、試合中、後ろを振り返ると、彼がカバーに入ってくれているのをよく見かけます。

 でも何度か一緒に試合をしているうちに、皆、私のことを少し、ラグビーの経験者であると認めてくれている様です。

 65歳の時のカタルニア地方のカタルニア語の新聞です。シッチェス ラグビー クラブの事が大きく取り上げられ、カールが私のことについて語っています。

カタラン記事全体 右下の部分ですが、「14の国籍」と言うサブタイトルで、カールが「チームには14カ国の国籍の選手がいて、ベテランチームのYuji Uranoは65歳で羨ましいほどの、形(ラグビーのプレイの形)とスピードを持っている」と語っています。

カタラン記事 私.

 ここで言う形とは走るフォームのことではなく、前々回のラグビーの連中の性格 5-1(コチラからご覧になれます)に書いてある形(赤字の部分)のことだと思われます。

 この様な取材が行われたのは、私は知らなかったのですが、ウンベルトが新聞と新聞のこのページを切り取って、水に濡れても構わないように、また時間が経っても劣化しないように、切ったページをシーリングの様な加工をして持ってきてくれました。

 ラグビーをするスペイン人は私にとっては非常に付き合いやすい友人です。