ラグビーをする連中の性格 8 スペイン人でラグビーをする医者 2

 ラグビーをする輩や私と同様に大雑把でいい加減です。でも、ドクターのラモンだけは大雑把でいい加減という言葉は使うにはためらいます。外科医のラモンはラグビーが本当に好きなようです。

 ベテランチームで一緒にプレーしたのですが、彼は若手のBチームでも試合をしたり、自分の試合がない時は子供たちの試合の送り迎えまでしています。私がシッチェスでラグビーを始めて半年ほどでカデテス(中高生)のチームのコーチになった時、車数台に分乗し、バルセロナに試合に行ったことがあります。

 多分ラモンは久しぶりの試合のない日で休養をしたかったのではないかと思うのですが、その時には車が足りなかったので急遽ドライバーとして参加したのだと思います。彼の車に選手と一緒に乗せてもらったのですが、すごい車でした。ワゴンタイプの結構大きな車ですが、前後にモニターがあり、ラグビーのワールドカップの試合を見ながらの往復でした。

 シッチェスには1軒だけ映画館がありますが、映画祭のとき以外満員になる事はあまりないようです。でも一度だけ満員と言う時がありました。


 ネルソンマンデララグビーワールドカップの映画「Invictus」のプレミア試写会が行われた時です。

 2010年1月28日、スペインでは29日から封切りと言う1日前に、原作者のJhon Carlinとシッチェスラグビークラブの副会長(医者)のラモンが知り合いと言うことで公開前にシッチェスラグビークラブの人が招待され、映画館はラグビー関係者だけで満員でした。

 ラグビー関係者だけで映画館で見るこの映画は和気藹々として見所では観客席から拍手や歓声が起きるなど、非常に楽しく見ることが出来ました。


 本当にラモンは素晴らしい男です。

インビクタス 試写会
 写真は妻のはるみの作ったエビの料理ですが、記事の終わりに試写会の様子が書いてあります。 

 写真を間違ったわけではありません。

 こちらからご覧ください。