コロナウイルスのワクチン注射の連絡が来ました。
妻のはるみにコロナワクチンの注射の案内がメッセージ( SNS)で送られてきました。スペインでは優先的にワクチン注射が受けられるのは、高齢者(80歳以上)、基礎疾患のある人などですが、はるみ(現在64歳)は以前、甲状腺癌で手術を受けたことがあるので、優先者にリストアップされたみたいです。
私(現在75歳)も以前、甲状腺が急に腫れて、入院して切除したのですが、切除後の精密検査ではガン細胞はなかったので、リストアップから外れたみたいです。
我が家は保険は公的な保険と、プライベートな保険に入っています。私は手術は公的は保険でしたので、費用は一切かかっていません。公的な保険は無料ですが、緊急性のある者からするので、手術を受けるのに半年以上かかりました。
はるみは検査でガン細胞が見つかって、まだ本当に初期だったのですが、すぐ手術をしてもらいたかったので、私的な保険を適用して、早く手術で甲状腺を全摘出したので、完治したみたいです。その後の検査でも問題ないとのことでした。
シッチェスには公的病院(診療所レベル)が1箇所あり、入院や手術はできませんが、非常にしっかりしています。我が家の主治医は30歳過ぎの女医さんですが、はるみが甲状腺癌で切除したことを知っており、私立の病院のカルテなどのデータを全て提出してそれも一緒に管理して、診察してくれているそうです。そのため、今回のように早期の対応をしてくれたものです。
コロナのワクチン注射は全てネットで管理されているみたいで、今回のようにメッセージが送られてきて、注射を受ける場所、時間などを選べるそうですが、まだ本当に初期の段階なので、注射を受ける場所が、今回の案内ではもう少し大きな都市の病院で、車で2−3時間かかる場所みたいなので、もう少し、近くの病院になるまで待ちたいとのことでした。
日本の惨状を見るたび、スペインに来てよかったと改めて感じています。