星名理論と岡理論 91  主体的思考による環境の最適化 8

 性格は変えられないが思考は変えられる。

 無口で、照れ屋で、口下手で、表現能力に欠けた私は、仲間内の食事会などでもほとんど聞き役で、自分から話すことはほとんどありませんでした。この性格は今でも変わっていません。もう人生も終わりに近いので死ぬまで変わることはないと思います。

 主体的思考の人のもっとも象徴的な特徴は、「行動や発言が積極的」だと思います。性格だけ見ると、私はもっとも受動的思考で、とても主体的思考ができる様な性格ではありません。

 でも私の周囲を見回すと、体がデカくて、声が大きくて、積極的に行動する輩は多い様に感じます。でもそれらの人が主体的思考を持っているかと言うと、そうでもない様に思います。

 教育の専門家ではありませんが、日本の教育制度でほとんどの日本人は受動的思考になる様に教育を受けていたのではと感じます。

山﨑ツイート
 そのため、主体的思考になるには、私のようにそれを体験しないとなかなか受動的思考から抜け出せないのではと感じます。

 ラグビーと言うスポーツは体がデカくて、声が大きくて、積極的に行動するのは、そこら中にいます。彼らがラグビーのゲームの中で、選手としてチームに貢献できているかどうかは、全く別問題です。でも、ラグビーをして行く中で、「性格は大雑把でいい加減な、良い言葉で言い直すと、寛容で柔軟性があり、他人の価値観と多様性を認める人間」になっていく確率が高くなります。

 でもこれらはラグビーのプレーとは関係ありません。私は「他人の価値観と多様性を認める」方が「主体的思考になる」よりは重要だと思いますが、せっかくラグビーをするのであれば、主体的な思考を持つ様になって欲しい、と思っています。

 ラグビーをする人は、是非、星名先生の理論を試してみて、主体的思考を体験してみて欲しいと願っています。
 またラグビーをしない人も、小柄で声が小さくて消極的な人も、主体的な思考を試してみて、「自分で考え、判断し、行動して、責任を持つ」ことを心がけて、そしてそれを主張し、発信すれば、日本の劣化を止める事ができると思います。
自分で考え、責任を持つ
 私の好きな岡先生の言葉です。
 私の様な性格でも主体的思考になれることをいろいろ書いていきたいと思います。