スペインに来て本当に良かったと改めて感じています。
入院4日目です。3日間、動くなと言われてベッドの中だけの生活だったので、久しぶりに起き上がるとフラフラしてまっすぐ歩けませんでした。1週間ほど前まで、全力疾走をして、リナたちの散歩をさせ、夜は激しい筋トレをしていたのが嘘みたいです。
今日はベッドから降りて横の椅子に座って過ごすことに決めました。昨日はるみがラグビー仲間のウンベルトの奥さんのイザベルにリナとレニィと一緒に車で乗せてもらって携帯の電源とMacbook Airと持ってきてくれたので、暇つぶしができそうです。
久しぶりに救急車に乗りました。
説明がうまくできないので、日本語で書いて、それを英訳してからスペイン語になおしてから診てもらいました。すぐ心電図を取る様に手配してくれて、心電図を見るとすぐ救急車をよんで、もっと大きな病院のサンカミルに移送されました。
救急車の隊員も私を診てびっくりしていたみたいです。76歳の心臓に問題がある患者と聞いてすっ飛んできたのに、平気で歩いているのをみて、救急車の椅子に座ってサンカミルの行院まで行きました。滅多にないことなので救急車の中を写真に撮ってみました。
綺麗で色々な装備があります。これは安心です。
エコグラフィーをとった後、今日は入院で、明日はバルセロナのさらに大きな病院でカテーテルの検査をするとのことで、月業日までは退院できないとのことでした。
何が起きてるのかさっぱりわかりませんが、詳しいことを聞いてもわからないので、妻のはるみに話をする様に頼んだのですが、はるみでも手に負えず、スペイン人の友人に話を聞いてもらい、わかりやすく説明してもらうことにしました。
せっかくののんびりした休暇を楽しもうと思ったのですが、持ってきた携帯とiPadの電池が無くなり、はるみに持ってきてもらいました。
どんな結果が出ても、祈ることしかできないので、久しぶりの休養かもしれないので。ゆっくりと楽しもうと思っています。この辺りがラグビーをやっている輩の性格です。
それにしてもスペインは素晴らしい国です。私の様な役に立たない日本人をなんとか助けようと必死になってくれています。権力者の周辺の利益しか考えない日本とは大違いです。
スペイン人に感謝しています。
星名理論と岡理論 92 主体的思考による環境の最適化 9
ラグビーにおける主体的思考とは
ラグビーをして行く中で、「性格は大雑把でいい加減な、良い言葉で言い直すと、寛容で柔軟性があり、他人の価値観と多様性を認める人間」になっていく確率が高くなります。
でもこれらはラグビーのプレーとは関係ありません。私は「他人の価値観と多様性を認める」方が「主体的思考になる」よりは重要だと思いますが、せっかくラグビーをするのであれば、主体的な思考を持つ様になって欲しい、と思っています。
主体的な思考になるのは比較的簡単です。星名先生の理論の極端に浅いアタックラインは主体的な思考になって初めてできるものですが、スタンドオフの選手のパスの能力とインサイドセンターの横に伸びるスピードと、二人のタイミングが取れて初めて実践できるもので、少し時間がかかると思います。
主体的な思考に1日で変わったチームもあります。東京外語大学のラグビーの選手達は夏合宿で1日で主体的思考に変わりました。
ほとんどの選手が大学に入ってからラグビーを始めて、体力も技術もラグビーの選手としては高いものではありませんでした。合宿の最初の練習試合では大敗しました。合宿の最終日にはその大敗しているチームに大勝している東工大との試合することになっていたのですが、「負けるのがわかっているのだから試合はしたくない」と言う声も聞かれました。
しかし、試合になり、「全員が前に向かって走れば勝てる」と言う岡先生の理論を実践し、東工大に大勝しました。
これは相手の動きとは全く関係なく「チーム全員が前に向かって走る」と言う主体的な思考でチーム全員が徹底された結果です。
後日、当時監督だった千葉さんは「この合宿で選手たちは何かを掴んだみたいで、ラグビーの戦績もよく、人間として大きく成長したみたい」と感謝されました。
この時の話はブログを始めてから一度書いたのですが、この頃はまだ主体的思考に私自身が気づいていなかったので、岡先生のラグビー理論を実践したから勝てたと思っていました。しかし「人間として大きく成長したみたい」の部分は岡先生の理論では説明ができません。多分、選手たちは知らず知らずのうちに主体的思考を体験していたのではと思います。
スペインでは軽症の新型コロナはインフルエンザ扱い
「スペインでは3月28日から感染者であっても症者、無症状者についてはその隔離義務が廃止される」とのことです。
以下はスペインニュース・コムから抜粋、加筆したものです。青色をクリックすれば、スペインニュース・コムが見られます。
スペインにおけるCovid19の扱い方に急速な変化が生じており、3月1日から 感染者との濃厚接触者についての隔離義務が無くなったのに続いて、3月28日からは感染者であっても軽症や無症状の場合、国の健康保険制度による抗原検査やPCR検査を受けられるのは 60歳以上の年令層、免疫疾患を持つ人、妊婦、そしてそう言った人々と接する職場で働く人々に限られることとなり、それ以外の人については感染しているかどうかの確認が行われることも無くなる。
これによりCovid19をインフルエンザと同程度の扱いにするのが政府の意向と思われるが、専門家の中には「急ぎ過ぎであり危険」との指摘も見られる。
政府によると3月28日以降、感染者であっても軽症者、無症状者は普通の生活を続けることが可能で、特に感染による危険度の高い人々と接する職種でない限りは出勤も可能とのこと。
日本に住んでいる方はこのニュースをどの様に感じられますか?
スペイン人の大雑把でいい加減なところを十分に理解している私ですが、スペイン政府の方針には納得できます。日本の政府と大きく違うことは国民のために必死になっていることです。PCR検査もしっかりしているし、ワクチンの対応も早いし、何よりも情報も事実を公開しています。
権力者の周辺のための、訳のわからない施策ばかりで、都合の良い情報しか流さない日本の政府とは大きな違いです。
コロナ禍の状況は大きく変化して、スペイン政府の判断が間違う事があるかもしれませんが、それはそれで私には納得のできるものです。スペイン政府は日本政府と違い、国民全体のために決断を下しているからです。
早くいつものスペインに戻って欲しいものです。
スペインは夏時間。
3月27日の日曜日、午前2時に針を1時間進めて午前3時となり、夏時間が始まります。朝7時に携帯電話のアラームで目を覚ますのですが、薄暗かったのですが、ここ2週間ほど天気が悪いので、また雨かと思い、夏時間への移行に気づかないままでした。日本との時差は7時間になります。
リナたちの肉を焼き、朝食を作り妻の部屋へレニィの朝食を持って行ったのですが、いつもはドアの前で待っているリナもレニィもはるみのベッドの中でまだ寝ていました。リナを抱き上げ、リビングに戻り、リナに朝食を与えました。
この日1日は二人とも食事の時間が1時間早くなったのに気づかない様でした。私も夏時間に気づいたのは午後4時になり、ブログの予約投稿が投稿されていないことに気づき、設定が間違ったのかと思い、チェックして初めて今日から夏時間が始まったのだと気づきました。
いつもはもっと暖かいのですが、あまりにも寒い日が続いたので夏時間のことをすっかり忘れていました。
リナは視力の劣化がどんどん進み、もうほとんど見えない様です。聴力も悪くなって、私が呼んでいる位置がわからなくなっている様です。鼻も効かなくなっているみたいで、食べ物の位置もわからない時があります。その分吠えまくっています。
寒い日が続いているので、最近のリナとレニィのお気に入りの場所はソファーに投げ出した私の足の上です。寒いのでブランケットをかけているのですが、レニィはブランケットの中、リナはブランケットの上です。
星名理論と岡理論 91 主体的思考による環境の最適化 8
性格は変えられないが思考は変えられる。
無口で、照れ屋で、口下手で、表現能力に欠けた私は、仲間内の食事会などでもほとんど聞き役で、自分から話すことはほとんどありませんでした。この性格は今でも変わっていません。もう人生も終わりに近いので死ぬまで変わることはないと思います。
主体的思考の人のもっとも象徴的な特徴は、「行動や発言が積極的」だと思います。性格だけ見ると、私はもっとも受動的思考で、とても主体的思考ができる様な性格ではありません。
でも私の周囲を見回すと、体がデカくて、声が大きくて、積極的に行動する輩は多い様に感じます。でもそれらの人が主体的思考を持っているかと言うと、そうでもない様に思います。
教育の専門家ではありませんが、日本の教育制度でほとんどの日本人は受動的思考になる様に教育を受けていたのではと感じます。
星名理論と岡理論 90 星名理論のアニメーション 2
星名理論とそれ以前との比較