コロナ禍のスペイン、 定期検診の再検査

 3月31日に定期検診の結果、レントゲンで肺に少し影があり、血圧が少し高く、コロナ禍のスペインで、ひっそりとしたバルセロナへ15日に再検査に行きました。


 吸盤のついたコードを上半身に貼り付けて、ランニングマシンの上を歩くのですが、モニターを見ながら若い医者が、徐々にスピードを上げていきます。走るほどではないのですが、最後は結構なスピードで、10分以上は続いた、と思ったのですが、検査結果のデータ見ると、計測時間は7分30秒となっていました。


 モニターを見ながら、スピードの調整をしていたみたいですが、多分あまり変化がなかったので、スピードをどんどん上げたのではと、推測しています。私は普段から顔が歳よりはだいぶ若く見られるのですが、ほぼ毎日、フィットネスは十分過ぎるぐらいしているので、上半身を脱ぐと、さらに若く見られます。


 74歳の時の私は左から3人目。

タッチラグビー 準優勝
   タッチラグビーのカタルニア大会で準優勝した時

 KN95の高機能マスクをしていたので、呼吸が苦しかったのと、結構なスピードだったので、75歳の人の検査としては非常にハードなものに感じました。私はラグビーをするために、毎日全力疾走もしていたので、なんともなかったのですが、普通の75歳の人だったら、途中で倒れてしまうのでは、と思いました。

 

 検査が終わってから、私の歳を聞かれ、75歳と答えるとびっくりしていた様子でした。「最初に歳ぐらい調べてからランニングマシンを動かせよ」と思いました。


 診断結果は血圧が少し高いとのことでした。私は若い頃から血圧が高く、心臓も少し異常だと思っていました。高校1年生の時、友人から呼吸の仕方がおかしいと言われ、病院で検査してもらったところ、心臓弁膜症だと言われて、一時ラグビーの練習をやめたのですが、一生運動もできないのは嫌だったので、プレーを再開したのですが、なんともありませんでした。


 多分、ラグビーは全力疾走、少し休み、全力疾走の繰り返しです。全力疾走の数十秒は、呼吸をしないので、日常生活でも数十秒は無呼吸、そして、思い切り吐き出し吸って、また数十秒は無呼吸を無意識に繰り返しているのため、と思います。

 

 この呼吸方法に体が慣れてしまっているので、練習前のゆっくりとグランドを2周ほどするだけで、もう息が切れて、歩いてしまうのに、練習が本格的になり、全力疾走が加わると、息切れもせず、走るスピードもあまり落ちません。


 本当に変な体です。