ルディが見つけてくれたアミーゴ達
スペインのバルセロナ、シッチェスに移住してきたのですが、知り合いが居た訳ではありません。
いつもの散歩のコースの教会裏のサンセバスチャンビーチに面した広場に、毎夕方おじいちゃんたちが集まっていました。その内の一人が犬を連れていて犬同士が挨拶をしたので、私も妻のはるみもまだスペイン語がほとんど話せない時でしたが話すきっかけが出来ました。
このおじいちゃんたちは毎日夕方5時ごろにこの広場に集まってきます。年齢は60-80歳ぐらいのようですが、中にはバイクでやってくるおじいちゃんもいます。皆私たちの名前は覚えていない(聞かれていないので)ですがルディの名前はすぐ覚えて「ルディ」、「ルディ」とかわいがってくれます。
おじいちゃんたちはほとんどこの町で生まれ育った人ですが、なかには戦争でフランスに渡り、そのままフランスに住んでいるが、毎月のようにシッチェスに帰ってきている人もいます。フランスのツールーズに住んでいるのですが、もう80歳近くになるのに自分で車を運転して帰って来るそうです。
広場では、はるみがおじいちゃんたちと話をして、私がルディにホットドッグを投げて遊んでいることが多く、おじいちゃんたちははるみのスペイン語の先生で、またシッチェスで生活していく上で必要ないろいろな情報を教えてくれる大切な人となりました。
小さな町でルディの散歩は毎日のことなので、このおじいちゃんたちとはあちらこちらで遭遇します。その度におじいちゃんたちのことが分かってきます。このおじいちゃんはここに住んでいる。おじいちゃんがお孫さんを連れている。おじいちゃんはパン屋をしている。
おじいちゃんたちも私達の事をだんだん知って来ているようです。「私たちをどこで見かけた」、「バルコニーに座っているところを見た」、「動物病院に入るところを見たがルディがどこか悪いのか」といろいろ話をしてきます。
自転車に乗っているおじいちゃんとは私がジョギング中に良く会うのですが、足を痛めてしばらく走るのをやめていると「しばらく会わないがどこか悪いのか」「足が痛いので走るのを休んでいる」「良い薬があるから今度持って来てやる」と言って、本当に薬を持ってきてくれました。
今日12月23日のサンセバスチャンビーチです。リナとレニィの散歩の時に撮りました。
今日もリナもレニィも元気で走り回っていました。昨夜雨が降り、今日も寒い1日でした。
ルディのお陰でアミーゴがどんどん増えてきました。
本当にルディには助けられています。
老後を海外で過ごすことを考えている方には犬連れをお勧めします。