星名理論と岡理論 84 主体的思考による環境の最適化 3

星名理論に主体的と言う言葉を選んだ理由

 コーチングには言葉が重要です。

 私はブログを始めるにあたり、使う言葉に結構注意を払う様にしました。

 スペインに来て2年ほどで、ラグビーを始めて半年ほどで、成り行きでカデテス(15歳−17歳の選手)のコーチになってしまいましたが、スペイン語がもう少し話せる様になるまで、待つべきでした。コーチには言葉が重要であることを岡先生から教えていただいていました。

  良くある事ですが、複数のコーチが教える時、考え方、話す言葉等を事前に良く打ち合わせして統一しておかないと、同じ事を違う言葉で伝えると、選手が迷う時があります。同志社ニュージーランドからFWコーチにホックリーさんを迎え、初めて日本にモールの技術を持ち込んだ時、岡先生は使う言葉を決めました。

 それまでの寝こんで重なりあうラックから、立って歩きながら押し込んでいくモールに、後から参加する選手に「突っ込め」と指示するOBに「モールに入れ」「足を前に動かせ」と言う様に徹底しました。寝ころんで重なっているラックに「姿勢を低くして突っ込め」と言われると、「飛び込む」様な意識になってしまい、突っ込んだ時点で終わってしまいます。しかしモールは立って押し合うので、足を前に動かさないと前に進みません。同じ人数で押し合っているのなら一人でも足を前に動かせようとする選手が多い方がモールを押し込めます。

 無口で、照れ屋で、人前で話すことが苦手な私は、勿論、まともな文章も書けないので、それからパソコンを買い、文章やマーケティング戦略を書く練習を始めました。人前で話すことはまだほとんどできませんが、マーケティング戦略などは書ける様になりました。 でも私が書くマーケティング戦略はチャート式で文章にはなっていませんが。

 パソコンには助けられています。最近はほどんどGoogleのドキュメントを使って書いているのですが、間違った文字や表現は直してくれるし、同義語、反対語などもすぐに調べられるし、キーワードとなる単語は慎重に選んでいます。

 今回は受動的の反対語を調べ、「能動的」「主体的」などでてきたのですが、星名先生や岡先生の影響はラグビーだけではなく、仕事や生き方までに及んでいるので、主体的の方が良いと思い、決めました。

今一番好きな岡先生の言葉です。

自分で考え、責任を持つ

  受動的思考にはなりたくないと思っています。

山崎、ツイート小